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【彦根市】彦根城観光とひこにゃんの会い方

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彦根(ひこね)市は滋賀県東部に位置する人口11万人の都市です。

彦根藩の初代藩主・井伊直政の時代から約400年間、彦根城下は政治・経済・文化の中心として発展し、「小江戸風の町家」を再現した夢京橋キャッスルロードは観光客で賑います。

全国に現存する天守12のうち、国宝に指定されている天守は彦根城を含め、5つだけです。さらに彦根城のマスコットといえば言わずと知れた「ひこにゃん」ですよね?

今回はそんな彦根城とひこにゃんの歴史と魅力、そしてそこから見えてくる彦根市の課題をレポートします。

彦根城は彦根の誇り

彦根城はJR彦根駅から西へ(琵琶湖方面)、徒歩15分もあれば着きます。

駐車場は主にお城の敷地内にあり、収容台数も少なく休日ともなればかなり混雑するので遠方の方は電車での来場をおすすめします。

また近くには浴場やテラスからお城が見える、彦根キャッスルホテルもあります。

 

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井伊家35万石の城下町・彦根

ここで彦根城と井伊氏についておさらいしておきましょう。あまり小難しくならないようにサクッといきます。井伊氏は江戸幕府の譜代大名でした。

大名(だいみょう)

その名の如し、地方でいにをとどろかす功績を挙げた武士の事。

将軍から1万石以上の領地を与えられた武士の事を大名といいます。

譜代大名(ふだい・だいみょう)

関ケ原の合戦の以前から徳川家側についていた大名のことを譜代大名といいます。

逆に元々は敵対していたけれど、合戦以降にノコノコと徳川家の味方についた大名や、しゃーないから味方についた大名のことを外様(とざま)大名といいます。

徳川家に可愛がられていた井伊氏は、30万石の領地を与えられます

その後5万石追加して、計35万石…井伊家35万石の城下町・彦根です。

そもそも石高って?

石高(こくだか)は、石段の積み上げの高さではありません。「石」はお米の生産量の単位をあらわし、「石高」はその土地のお米の生産量のことです。これが高ければ沢山兵士を雇えます、石高の高さはそのままその国の強さ・豊かさを示します。

一石(いっこく)ってどのくらい?

一石だいたい150㎏です。これは成人男性一年間に食べるお米の量といわれています。ちなみに筆者は、朝はパン食なのでこれよりは少ないと思われます(笑)。

石高によって決まる年貢

年貢(ねんぐ)はその地方の石高の高さによって、納める量が変わります。

その調整をミスると、たまに百姓一揆が起こります(笑)。

彦根城と玄宮園に入場するぞ

彦根城&玄宮園の入場料

彦根城&玄宮園大人600円 小中学生200円
玄宮園のみ大人200円 小中学生100円
彦根城博物館大人500円 小中学生250円
すべてセット大人1000円 小中学生350円

玄宮園も大名庭園として名勝になっているので、ぜひ立ち寄ってくださいね。

彦根の街並みが展望できる天守前広場

階段を上って一番上まで行くと、天守前広場が広がっています。

そこから彦根市街や琵琶湖が展望できます。(詳しくは動画に)

頑張って上った甲斐がありました。目の前には彦根城がそびえ立っています。

小ぶりなお城ですが、いえいえ立派な佇まいです。

大人気のひこにゃん

彦根城といえば、ひこにゃんですよね。

ひこにゃんは2007年の「彦根城築城400年祭」のイメージキャラとして誕生しました。「ひこにゃん」のネームは一般公募から名づけられました。

そんなひこにゃんもかつてトラブルに巻き込まれて消滅の危機もありました。

これからはひこにゃんのお話になります。

彦根城でひこにゃんに会うには?

ひこにゃんは一日3回、彦根城天守前広場、彦根城博物館前(無料エリア)、または四番町スクエアに登場します。

時間帯は以下になります。

  1. 10:30~11:00
  2. 13:00~13:30
  3. 15:00~15:30

晴天時と雨天時で登場場所が異なります。

また、別のイベントに遠征していて不在の日もあるので、あらかじめひこにゃんの予定をチェックしておきましょう。

 

ひこにゃん公式サイト・スケジュール

 

ひこにゃん、ゴタゴタに巻き込まれる

当時人気絶頂だったひこにゃんですが、トラブルに巻き込まれた事がありましたね。

記憶に新しいと思いますが、ざっくりと振り返りましょう。

①まずは作者が訴える

彦根城400年祭の実行委員会がひこにゃんの作者から(3つのポーズの)著作権を買い取り、それを彦根市が商標登録しました。

これで誰でも彦根市に許可を取ればひこにゃんのイラストが使えるようになったんですね。

さらに別のポーズを作ったり、「ひこにゃんは肉が好き」など勝手に性格も植え付けられた事に腹を立て、作者が異議を唱えたのでした。

②次は彦根市が困惑

次は作者が反撃します。

「ひこねのよいにゃんこ」という、ひこにゃんそっくりのキャラクターを作り出します。

これには今度は彦根市側が困惑。事態は泥沼化して、一時は「ひこにゃん消滅か!?」などの騒ぎになりましたが、結局双方和解で消滅は免れたのでしたね。

う~ん、ひこねのよいにゃんこ…、あったなぁ~~。

2020年、ひこにゃんにまたしても激震が…

むかえた2019年、今度はひこにゃんの年間の予算がすべてカットされるというニュースが流れました。実はこれ、今年から彦根城とひこにゃんの管理が、彦根市から民間企業に委託されるのです。

委託先は近畿日本ツーリスト関西、大阪の企業です。これに地域住民は大反対!しかし新しい風が入るのでは…という期待の声もあります。

ひこにゃんのこれからに注目しましょう。

キャッスルロードと四番町スクエア

夢京橋キャッスルロード

彦根城京橋口を出ると、白い壁と黒い屋根で統一された建物が並んでいます。

この「夢京橋キャッスルロード」は江戸時代の街並みを再現し、観光客は食べ歩きを楽しみます。

動画の最後の方にも入れてあるので見てみて下さいね。

四番町スクエア

その夢京橋キャッスルロードの一角にあるのが「四番町スクエア」。

ココがちょっと面白くて、コンセプトは「大正ロマン」(笑)。

周りみんな、江戸時代の街並みで盛り上がってるところ悪いのですが、大正ロマンなのです。

いきなり江戸時代から大正時代にタイムスリップします。

彦根観光の際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。面白いですよ。

きっと弥千代姫が出迎えてくれますよ。

まとめ

今回は彦根城とひこにゃんを紹介しました。彦根城敷地内には県下有数の進学校・彦根東高校もあります。最近は野球部の活躍も目覚ましいですね。

彦根市の問題点は慢性的な渋滞でしょうか。土日ともなればすべての道路で渋滞がおきます。スイスイ通行が魅力の湖岸道路さえも松原~カインズモールのあたりは渋滞を余儀なくされます。

2024年には彦根市で国体が開催されます。それに伴い現在、彦根総合運動公園は大幅な改修工事が行われています。ぜひ道路の整備も期待したいですね。

ではまた。

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