”秘境駅”って聞くと、どんなイメージですか?
山奥にある過疎化した土地にある駅などが一般的ですね。
しかし今回紹介するのは、わりと都会の工業地帯にある駅を紹介しようと思います。
ちょっと”秘境駅”の定義とは外れますが、「脱出不能」の結構おもしろい駅で鉄道ファンに人気のある駅なんです。
一体どんな駅なのでしょうね!
今日は「脱出不能」な海芝浦駅の解説をしていきます。
脱出不能の海芝浦駅のアクセス・詳細
海芝浦(うみしばうら)駅は神奈川県の鶴見線にある駅です。
脱出不能の駅として話題です。
ただ、敷地内には公園が設けられており、鉄道ファンの中では人気スポットになっています。
海芝浦駅へのアクセス
では、その脱出不能の海芝浦駅とやらにさっそくいってみましょう!!
海芝浦駅に行くには、まずJR鶴見線に乗らなければいけません。
その鶴見線の発着駅・鶴見駅は横浜北部の玄関口としての役割があるので、主要駅からのアクセスが良いです。
横浜駅ー鶴見駅(JR京浜東北線で約10分)
品川駅ー鶴見駅(JR京浜東北線で約20分)
東京駅ー鶴見駅(JR京浜東北線で約30分)
新横浜駅ー東神奈川駅ー鶴見駅(JR横浜線・JR京浜東北線で約20分)
JR鶴見線の海芝浦支線に乗ろう!
鶴見駅から海芝浦駅には、海芝浦支線で行きます。
海芝浦駅行き直通の列車か、鶴見駅から途中・浅野駅で乗り換えて海芝浦駅へ行きます。
鶴見駅から海芝浦駅まで、ほんの15分足らずで到着します。
筆者は浅野駅で乗り換えて行きました。(直通があるのを知らなかった…)
JR鶴見線は神奈川県横浜市鶴見区から川崎市を13駅で結んでいる路線です。
ちなみに川崎市はいろいろ誤解されている都市として有名です(笑)。
JR鶴見線は都会の路線とは思えないほどマニアックなのです(笑)。
・鶴見線本線・鶴見駅ー扇町駅(全長7㎞)
・鶴見線・海芝浦支線 浅野駅ー海芝浦駅(1.7㎞)
・鶴見線・大川支線 武蔵白石駅ー大川駅(1㎞)
鶴見線は京浜工業地域に整備され、各工場に従事する通勤者の利用が多く、休日や平日朝夕以外は閑散になる駅も多いです。
このため、ローカルなイメージが強く、首都圏の路線の中でも異彩を放ちます。
また、基本は社員の通勤のための駅なので、休日や平日の日中(通勤時間以外の時間)は極端に本数が少なくなっているのが特徴です。
脱出不能の海芝浦駅の理由と海芝公園
海芝浦駅の動画
東芝の私有地!?
海芝浦駅は海芝浦支線の最終地になります。
脱出不能にして、最果て地・・・もう絶望しかないですね。
でもですね・・・
実は・・・
海芝浦駅は東芝の私有地の為、改札口がそのまま会社の入り口へと続いているため、東芝の社員以外は改札口から出られなくなっています。
「脱出不能」と呼ばれる所以は、ココだったか。
むしろ脱出したら不法侵入になります(笑)
あと、東芝って「東京芝浦」の略だったんですね~!
素晴らしい海芝公園!
…絶望しかない我々の目の前に、公園が広がっているではないか!!
なんと駅の敷地内に「海芝公園」を開放してくれているのです。
ありがとう!!(外には出れないけど)
ここからの眺めがホントにいい!!
目の前には海が広がり、正面には鶴見つばさ橋、右奥にはベイブリッジが臨めます。
インスタ映え目的で来訪する方も多いのもうなずけます。
訪れる際の注意点
・海の反対側の東芝の会社の撮影は禁止です。
・通勤時間以外(休日、平日の朝夕以外)の時間帯は極端に電車の本数が少なくなるので事前にチェックを!(2時間に一本とか)
・海芝公園は朝9時以降じゃないと開いていません。
・紙の切符は支払いがメンドクサイので、ぜひICカードを。
(紙の切符の場合は帰りに海芝浦駅からの入場証明書を発行しないといけない。)
・ICカードの方も、海芝浦駅に到着した時と、引き返す際には「ピッ!ピッ!」と出入場記録をしないと無賃乗車扱いになるので、お忘れなく。
まとめ 脱出不能の海芝浦駅と海芝公園
以上、「脱出不能」の海芝浦駅の紹介になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。