2023(令和5)年、春の選抜高校野球大会に出場が決まった彦根総合高校。
春夏通じて初の甲子園です。
今回はその彦根総合のセンバツ直前のメンバーを紹介して行きましょう。
2023年センバツ出場・彦根総合高校野球部

現在の彦根総合の主力選手は、中学生時に彦根総合の監督の宮崎裕也(みやざき ひろや)監督に声を掛けられ集まった部員たちです。
あれから2年経ち、最高学年になった2023年ついに甲子園の舞台に立ちます。
3月10日、組合わせ抽選があり、大会5日目(3月22日)に山口県の光(ひかり)高校と対戦します。
4番・ショートの蟹江星允くん 離脱

右投右打・内野手 171センチ68キロ
彦根総合の4番ショートの大黒柱だった蟹江星允(かにえ せいん)くんが冬に痛めた足の状態が芳しくないようで、センバツ大会のメンバーから外れてしまいました…。
大阪、門真ビッグドリームスからやってきた選手ということで筆者も期待していたので大変残念なニュースです。
彦根総合選手紹介の動画
2023センバツ 彦根総合選手名鑑
彦根総合選手名鑑・投手陣
彦根総合躍進のひとつに強力な3人の投手陣が挙げられます。
3人ともこの春から3年生になります。
3人の投手陣で思い出されるのが、2001(平成13)年、夏の甲子園で準優勝した時の近江高校じゃないでしょうか?

今回の彦根総合の投手陣もそれに匹敵するほどの主力投手が3人も揃っています。
①・野下陽祐(のげ ようすけ)3年
背番号1のエースナンバーは左腕の野下投手です。
球速は130キロ台後半ですが、スライダーのキレが素晴らしいです。
ほかにチェンジアップ、カーブ、ツーシームなど駆使します。
⑩ 勝田新一郎(かつだ しんいちろう)3年
右の本格派です。最速143キロのストレートとスプリットが武器です。
基本、野下投手のあとを継ぐことが多いですが、昨年の秋季大会・準決勝の近江兄弟社戦では先発し7回を2安打無失点とナイスピッチングを見せました。
まったく打たれる気配がなかったのが印象的でしたね。
地肩が強くショートやキャッチャーとしても試合に出場しています。
愛知県出身の選手です。
⑪ 武元駿希(たけもと としき)3年
3人目は武元投手です。右の本格派で最速142キロ。
昨秋の近畿大会では出番がなかったものの秋季大会の準々決勝の彦根東戦では延長15回のピンチで登板し好リリーフを見せましたね。
マウンド上での仁王立ちも絵になる闘志あふれるピッチャーです。
ぜひ甲子園で投げてほしいですね。京都府出身になります。
⑰ 山田敬祐 (やまだ けいすけ)3年
コントロールとテンポの良さで勝負する、170センチのサイドハンド投手。
湖西地方の高島シニア出身。
小気味よいピッチングで三本柱に割って入れるか!?
チームの盛り上げ役も担ってます。



彦根総合・野手陣(丸数字は背番号)
それでは野手を見ていきましょう。
全体的に小柄な選手が多いですが、宮崎監督が作るチームは打ち勝つチームが多いので打撃は全国レベルです。
現在は守備力向上に力を入れて練習されているそうです。
大会直前に4番ショートだった蟹江くんがメンバーから外されてしまったので、秋から多少のポジション変更があります。
② キャッチャー 森田櫂(もりた かい)3年


右投右打 捕手 168センチ68キロ
もともと主軸を任されていたのでパワーがあります。
秋季大会6打点、近畿大会4打点で秋は打点を稼ぎました。
近畿大会はチャンスで長打が飛び出しました。
岐阜県の岐阜笠松ボーイズ出身ですね。
③ 樋口律 (ひぐち りつ)3年
右投右打 内野手 176センチ72キロ
秋は背番号『17』でプレー。
センターから右方向に強い打球を飛ばします。
昨秋から頭角をあらわし、一気にスタメンを狙います。
もともと外野手でしたが、この春は内野手登録です。
長打力もひめているので、『甲子園での4番は樋口くんでは!?』…などの噂もあります。
④ 徳村光希(とくむら みつき)3年


右投右打 内野手 169センチ55キロ
守備範囲が広く、軽快なプレーを見せます。
近畿大会初戦(近大新宮戦)では2安打1打点の活躍。
地味な役割ながら、積極的な走塁を活かしチームに欠かせない存在です。
⑤ 上田大地(うえだ だいち)3年


右投右打・内野手 168センチ68キロ
秋季大会では大当たりをみせたチームのキャプテンです。
明るいチームのまとめ役です。
秋は出場した試合ですべてヒットを放っています。
堅実な守備と強打が売りの3番打者。
⑥ 田代奏仁(たしろ かなと)3年


右投右打・内野手 166センチ66キロ
彦根総合の命運を握るプレーヤーです。
近畿大会では守備も光っていました。
秋季大会は23打数12安打(.521)6打点。
昨秋はライトを守っていましたが、ケガで離脱した蟹江くんに替わって、ショートのポジションに入ることが有力視されています。
もともとはサードを守っていました。
⑦ 坂元幸大(さかもと こうた)3年


右投右打・外野手 168キロ65キロ
大阪府出身で中学時代は蟹江くんと同じ門真ビッグドリームスでプレー。
昨年秋は背番号14番を付けてプレーしていましたね。
センバツ大会直前の練習試合では2本塁打。
盟友・蟹江くんが負傷で離脱した今、聖地・甲子園での4番候補だ。
大変明るい性格で、チームのムードメーカーです。
⑧ 秋山昌広(あきやま まさひろ)2年


左投左打・外野手 166センチ62キロ
この春から2年生になります。
秋季大会は背番号3を付けていましたが、ずっとセンターのポジションを守っています。
抜群の選球眼と高い出塁率を誇る、2年生の不動のトップバッターです。
⑨ 佐藤哉斗 (さとう かなと)3年
左投左打 外野手 172センチ64キロ
地元・彦根市出身。
秋季大会では背番号『8』、近畿大会では『7』を付けてプレー。
守備と走塁に目が行きがちですが、勝負強い打撃も魅力です。
接戦となった秋季大会・準々決勝の彦根東戦で代打で登場し、貴重なヒット。
続く近江兄弟社戦では2安打放ち、うち一本が貴重な追加点になるタイムリーヒットを放っています。
⑫ 安達秀介(あだち しゅうすけ)2年
右投右打 捕手 179センチ78キロ
蟹江くん、坂元くん達と同じく門真ビッグドリームス出身。
ポジションは捕手。
⑬ 蜂谷 泰生(はちや たいせい)2年
右投右打 内野手 175センチ83キロ
昨年、北陸高校(福井)から編入。
規定で今年の春・夏までしか公式戦に出場できない。
パワフルな打撃で一気にチャンスが巡ってきましたよ。
⑭ 丸山 智史(まるやま さとし)3年
右投右打 内野手 175センチ65キロ
昨秋の秋季大会は1試合のスタメン出場と途中出場を果たしています。
それ以降は公式戦から遠ざかっています。
⑮ 田村 将登(たむら まさと)3年
右投右打 173センチ72センチ
新チームになって初のベンチ入り。
昨年のチームではファーストで試合に出場していました。
今回は冬場にサードのポジションを猛特訓。
⑯ 友利瑞煕(ともり みずき)2年
右投右打 内野手 177センチ67キロ
瑞煕(みずき)くん、いい名前なんですけど文字入力時に『煕』を『き』で検索したがなかなか出てこず…、『ひかる』で検索したらスグ出てきました(笑)。
かつて西武ライオンズで活躍されたデニー友利(友利結)さんの御親戚にあたるそうです。
この春から2年生になる成長著しい選手で、将来はクリーンアップ候補です。
ファーストの他にセカンドも守っていました。
蟹江くんの離脱の影響でショートのポジションに就く可能性もあります。
⑱ 藤田一輝 (ふじた かずき)3年
左投左打 外野手 171センチ62キロ
1年時から試合に出場している副主将。
セーフティーバントなど足と小技を使いますが、パンチ力もあります。
最近は途中出場が多くなっています。
まとめ 2023センバツ 彦根総合出場メンバー
今春の選抜高校野球大会に出場する彦根総合のメンバー紹介を中心にお伝えしました。
蟹江星允くんの離脱は残念ですけど、残ったメンバーが必ずやってくれると信じています!
彦根総合高校の甲子園での健闘を祈ります。
ではまた。