彦根城の敷地内にあり、彦根藩の藩校の流れをくむ伝統校にして県下トップクラスの進学校でもある彦根東高校。
野球部の活躍などでも有名ですよね。
今回はその彦根東高校のGlobal Science(グローバルサイエンス)部・社会科学班が取り組まれているプロジェクトを紹介します。
彦根東高校GS(グローバルサイエンス)部
彦根城の場内の敷地を周回していると途中で校舎が見えますよね~。
それが彦根東高校です。
創立140年を超える伝統校になります。
グローバルサイエンス部とは?
彦根東高校は普通科の他にGS(グローバルサイエンス)コースというクラスがあります。これは、以前あったSS(スーパーサイエンス)コースをさらに進化し2022年に新設されたコースになります。
これまでの理数分野に加えて環境問題や社会問題などにも積極的に取り組み、研修を行います。
2年生になると班別に分かれて主体的に研究、発表を行います。
海外校と連携
オーストラリアやアメリカなどの海外のトップ校と連携しZoomやホームステイで交流を図り、イベントなどにも参加されています。
部活動・グローバルサイエンス部
スーパーサイエンス(SS)コース時代の部活動・『スーパーサイエンス部』が、グローバルサイエンスコース新設に伴い新たに誕生したのが、この『グローバルサイエンス部』になります。
GS部は各班に分かれている
そのGS(グローバルサイエンス)部は6つの班に分かれて活動しています。
①物理班
②科学班
③生物班
④地学班
⑤数学班
⑥社会科学班
今回紹介するのはそのグローバルサイエンス部の社会科学班が取り組むプロジェクトになります。
彦根東高校GS部・社会科学班
社会科学班は3つのプロジェクトを運用しています。
いずれも地域住民や企業の方と交流でき、貴重な体験ができます。
①近江鉄道「彦根駅」プロジェクト
近江鉄道は滋賀県が誇る、ローカル鉄道になります。
『ガチャコン』の愛称でお馴染みですね~。
近江鉄道は西武グループ傘下です。
ちなみにこのチャンネル(動画も含む)は何かと西武グループと縁があるのです(笑)。
滋賀県の南部には信楽高原鉄道って、これまた渋い路線もあります。
待合室リノベーション
近江鉄道彦根駅プロジェクトでは鉄道好きの部員が集まり、駅構内の階段アートや待合室のアートなど、リノベーションに励まれています。
画像の待合室のアートは近江鉄道の車両の顔を模して描かれたものです。
なかなか細かいですな~~。
待合室に山田陽翔くんのユニフォーム!
待合室には、2022年の甲子園大会で大活躍し現在埼玉西武ライオンズの山田陽翔(やまだ はると)選手のユニフォームが飾られていました。
一軍での登板が待ち遠しいですね~~。
近江鉄道あるある『京セラ前駅』
近江鉄道の駅には『京セラ前駅』って駅があるのですが、『京セラドーム前』と勘違いされるとか、されないとか…。
野球の応援で京セラドームに行こうと『京セラ前』で降りたら、「ドーム無いやんけ~~。」みたいな。
てか、京セラドームは大阪やでっ!
どーやったら間違うねん!(笑)
②彦根麦酒プロジェクト
つづいて紹介するのが、彦根麦酒(ひこねビール)プロジェクトです。
こちらは2021(令和3)年にオープンした彦根麦酒さんと連携したプロジェクトになります。
彦根麦酒
彦根麦酒(ひこねビール)は彦根市の荒神山の麓(ふもと)で、地元の企業と学生さんが連携しプロジェクトを立ち上げ、クラフトビールの醸造所としてオープンしました。
滋賀県のクラフトビールというと長濱浪漫ビールが有名ですが、こちらも近年注目されつつあります。
彦根駅でも購入できる
彦根麦酒は彦根駅西口のいらっしゃいませ館でも販売されています。
ぜひご賞味ください。
プロジェクトの概要
クラフトビールを作るときに残る、麦芽粕(ビールかす)別名・モルト粕。
年間数トン出るようです。
彦根東高校GS部社会科学班では、そのモルト粕を再利用できないかと研究に研究を重ねた末にパンにしたりピザにしたり再生紙として利用したりと様々な活動を行っています。
四番町スクエア
彦根市の夢京橋キャッスルロードから少し入った場所にある四番町(よんばんちょう)スクエア。
そこにあるレストラン・teraiteiさんと連携してピザを販売したり、四番町スクエアの「3939マルシェ」に出店されるそうです。
5月3日『3939ひこねマルシェ』
3939(さくさく)ひこねマルシェとは、毎年5月3日と11月3日の両祝日に四番町スクエアの一角で開催される出店イベントのことです。
パンやアクセサリーなどさまざまなお店が出店されます。
彦根東高校GS部社会科学班は2024年5月3日の3939ひこねマルシェでも出店されるそうです。
クラウドファンディング募集
彦根東高校GS部社会科学班・彦根麦酒プロジェクトでは現在、クラウドファンディングにチャレンジしています。
集めた資金で、専用のピザ窯を導入したいとのことです。
今、これ読んでるオッサンら~、応援したってやぁ~~。
③大藪かぶらプロジェクト
地元の名物・大藪(おおやぶ)かぶらを使ったプロジェクトになります。
生産者の方や地元のJA、スーパーと連携して大藪かぶらの知名度を上げて栽培の促進と地域住民の交流をはかります。
よみがえれ!大藪かぶら
大藪かぶらは彦根の伝統野菜になります。
大藪(おおやぶ)は彦根市の地名です。
大藪かぶら、昭和初期には多くの農家が栽培していましたが、その後は衰退。
しかし、この伝統野菜も後世に残そうと、地元の方やこの彦根東高校GS部社会科学班の生徒さんたちが日々奮闘されています。
大藪かぶらの特徴
ちょっとつぶしたような形状と、白と紫のコントラストが特徴です。
漬物にサラダ、煮物…なんでも来いです。
パリヤ
昨年(2023年)秋は、地元のパリヤさんで販売のお手伝いをされました。
さらに大藪かぶらを使ったチーズ焼きなども作られています。
プロジェクトの概要
大藪かぶらの認知度向上と地域住民との交流、大藪かぶらを使ったジャムでのお菓子作り、料理教室の開催がおもなプロジェクトの概要になります。
クラウドファンディング募集
今後はジャムを使ったお菓子作り、子ども向けの料理教室などに向けた活動資金を募っています。
まとめ 彦根東高校GS部社会科学班
以上、彦根東高校GS部社会科学班のプロジェクトとクラウドファンディング募集について紹介しました。
このように社会に貢献されている文武両道・彦根東高校の生徒のみなさんにぜひ協力よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。