滋賀・高校野球

【夏の甲子園】誰得!?開会式のオッサンの話はなぜ長いのか【熱中症】

全国の高校球児の憧れの舞台、甲子園
華やかな開会式。

入場行進から始まって、優勝旗返還→選手宣誓と続いてお待ちかねの第一試合へと続きます。
でもその途中に罰ゲームのような時間があるのをご存じでしょうか!?

そうです!開会式の大会関係者の挨拶(あいさつ)です。

なぜ開会式の挨拶は長いのでしょうか?

今回は『オッサンの話はなぜ長いのか?』、そのメカニズムを解明し今後の開会式のオッサンの挨拶のあり方について考察してみます。

【追記】
これは2022(令和4)年の記事になります。
翌年の2023(令和5)年の開会式では、挨拶が大幅に短縮されていました。

【夏の甲子園2023】改善・開会式のオッサンの挨拶が短くなった!!今年も開幕した夏の甲子園。 華やかな開会式の中にあって、これまでネックになっていた大会関係者の長い長い挨拶…。 近年の酷暑も相まって...

開会式のオッサンの挨拶

甲子園大会の開会式には大会関係者の挨拶があります。

筆者を含めて、「さっさと第一試合を始めてくれ!」って思ってる方も多いんじゃないでしょうか?

しかし、ただ単に「廃止しろ!」っていうのはあまりにも早計で、ただの批判記事です。

今回はその一歩先を進んで、どのようにすべきか?どうすれば快適にオッサンの挨拶を聞けるかをまとめてみました。

この記事を読み終わることろには、みなさんきっと開会式のオッサンの話が愛おしくなると思います。

この記事は大会を運営していただく関係者を非難する記事ではなく、あくまで今後のあり方を考えた建設的な記事になります。

この記事をお読みいただいて気分を害された関係者の方は、直ちに閲覧を中止して→深呼吸をして→水分を補給して→また読みに来て下さい(笑)。

 

そもそも開会式のオッサンの話とは?

 

開会式の挨拶は入場行進が終わって、全選手が揃って一斉にマウンド付近まで前進して、それから国旗・大会旗の掲揚が行われた後に始まります。

まず登場するのが大会を主催している新聞社の社長による開会の挨拶です。
オッサン第1号の登場になります。

ここで五分くらい話して、その後前年度優勝校のキャプテンが優勝旗を返還します。

その後、選手宣誓→第一試合の流れかと思いきや、そうはいかないのです。

 

わらわらと登場するオッサンたち

優勝旗返還のあと、文部科学大臣(副大臣の場合もあり)からのお祝いの言葉と、大会を運営する高校野球連盟(高野連)会長の励ましの言葉などというお言葉を頂戴します。
(オッサン第2号、第3号の登場!)

その後、選手宣誓という流れになります。

・・・はぁ…。

登場するオッサンの種類と話の内容

①大会会長(主催新聞社社長)開会の挨拶

先陣を切って登場する大会会長は開会の挨拶役です。
話の内容は時流に沿った話(近年ですと東京オリンピック、集中豪雨や例の感染症)、大会の歴史(特に戦前の話など)などなど内容が広いです。

昔はもっとシンプルだった(約三分くらい)だったのが、近年は約五分と少し長くなっているのが特徴です。

②文部科学大臣(副大臣)・お祝いの言葉

こちらは約三分ほどです。
内容はこれから日本をしょって立つ若者を激励する言葉が目立つのが特徴です。

開会式に登場するお三方の中では、一番エネルギッシュな言葉を頂けます。

③高野連会長・励ましの言葉

だいたい三分~五分くらいでしょうかね。

内容は初出場が何校とか今年はどんな大会になるだろうか?…といった話が多いです。
また、時流に沿った話題も多く、最初に登場する開会の挨拶と内容が被る場合もあります。

話し方が全体的にスローテンポなので、聴いてる方からすると長く感じることもあるでしょう…。

倒れる若者たち

近年、開会式のオッサンの話の途中で倒れる人が急増しています。(特にプラカード持ちの女子生徒)

しかし、軽快にお話するオッサンときたら知らぬ顔で話を続けます。

原因はもちろん熱中症なのですが、この開会式の話が長すぎると批判の意見もあります。

近年の猛暑

甲子園大会の開会式のオッサンの話が行われるのはだいたい午前9時~9時半の間です。
この時間帯の兵庫県南部の気温は27~30℃くらいでしょうか。

近年、温暖化が叫ばれていますが実際はどうなのでしょうか?

平均気温は変わらず

神戸地方気象台のデータによると8月の平均気温、実は30年前とそこまで変わらず平均27~29℃の間で収まっています。

上がっているのは最高気温

30年前と比べて急激に上がっているのは平均気温ではなく最高気温です。

8月の平均最高気温、30年前の30℃に対して近年は33~34℃です(神戸地方気象台データに基づく)。

30~35℃で真夏日35℃以上で猛暑日と設定されていますが、昔は猛暑日なんて聞いたことなくて、猛暑日は外出も控えて下さい…などの注意喚起がなされたのもここ10年の間なんですよね…。

そら、こんなくそ暑いときに延々とオッサンの話聞かされたらたまらんな…。

オッサンの話はなぜ長いのか!?

ではオッサンの話はなぜ長いのかを検証していきましょう!

これはなにも高校野球に限った話ではないのですが…(笑)。

無駄に人生経験が豊富(笑)

まぁ、コレでしょうな。
自分の人生経験をもとに、若い人たちにいろいろ言っておきたい事があるんですね~。
ましてや高校生が集う甲子園ならなおさらです(笑)。

職場の飲み会なんかでもよく見られる光景ですね。

権威を示したい

甲子園で挨拶できるなんて大変名誉なことです(本人にとっては)。

本人からすれば一秒でも長くテレビに映っていたいものです。
見てる側からすれば正直ウザったいけれども、ここはオッサンたちの気持ちも察してあげるべきです。

それが優しさというものです。

オッサンの話の一般的な特徴

  1. 長い
  2. くどい
  3. おもんない

…まぁ、これに尽きます(笑)。

これを言ってしまえば元も子もないのですが…(笑)。

 

 ではどのようにすれば良いのか?

これがこの記事の一番のポイントになります。

近年の酷暑に対応しつつ、オッサンの威厳も保ち、なおかつ開会式の進行をスムーズになるように改善してみようではないか!

①オッサンを一人にしぼる

そもそも三人も出てくるってのが間違いで空気が読めてない気がします。

登場するのは大会会長の新聞社の社長だけで良いのでは?

②オッサンの話を事前に録画し、オーロラビジョンで流す

オッサンの話は開会式以前に収録しておいて、試合が始まってからチェンジの間(イニングとイニングの合間)にセンターのオーロラビジョンで放映する。

これならチェンジの合間にトイレに行くか、ビールや焼き鳥を買いに行くか、オッサンの話を聞くか…選択肢が増えます。

でもこの方法では、選手や観衆の前でお話したいというオッサンたちには、かなり不満が残ると思います。

オッサンの威厳を保つという役目は果たせそうにありません…。

③オッサンは甲子園で!選手はズームで対応

最新式の方法です。

①まず選手は入場行進が終わったらバスで宿舎に帰ります(第一試合に出場するチームは残る)。

②甲子園に残ったオッサンらは好きなだけお話をしていただきます。

③先に帰った選手たちはバスの中や宿舎のクーラーの効いた涼しい部屋スマホを手にしながらオッサンの話を聞けます。

④また、その話に感銘を受けたら即座に『イイね!』を押すこともできます。
もちろん、『イイね!』が一番多いオッサンが勝ちになります!(笑)

しかし、この方法には致命的な欠点があります。
観客はどうするのでしょうか?甲子園球場は一度退場すると、再入場はできません。

くそ暑い中、延々とオッサンの話を聞くハメになります。

④ラ・ママ新人コント大会のコーラスライン方式を採用する

ラ・ママ新人コント大会コーラスライン方式を採用する方法もアリです!

ラ・ママ新人コント大会

東京・渋谷のライブハウス、La・mama(ラ・ママ)で行われる、渡辺正行主催のお笑いライブのこと。

 コーラスライン方式とはネタ披露中に観衆の中の10名が『つまらない』と手を挙げたら強制的にネタが終了してしまう方式のことです。

引用・ウイキペディアより

この方式を甲子園の開会式にあてると以下のようになります。

①まず最初のオッサン登場!話をしていただきます。

②選手&観衆が話を聞いていて『つまらない』と判断したらその場で手を挙げます。

③手を挙げた人トータル10人に達したら、その場で話は終了していただきます。
どれだけ権威がある方でもこのルールにしたがって、即座に退場していただきます。

④次のオッサン登場!

これを三人繰り返します(笑)。

素晴らしい!これなら合理的じゃないか!!

長年、惰性でやってきた感のある開会式も、これなら実力勝負です。
話の質も向上する事でしょう!

この方式、ぜひ今後の採用ご検討いただきたいですね!

 

まとめ 夏の甲子園 開会式のあいさつ

近年の酷暑に対応する柔軟性も必要になってくると思います。

長い歴史も大切なのですが、それ以上に新しい変化こそ必要だと思い、今回執筆させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

甲子園球場での高校球児の健闘を祈ってます。
ではまた。

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