滋賀・神社仏閣

【甲賀市】油日駅から徒歩で!? ロケ地巡礼・油日(あぶらひ)神社

厳(おごそ)かな社寺として県内でもトップクラスの存在感の油日(あぶらひ)神社
甲賀市にある油日神社はドラマや映画の撮影ロケ地として数多く登場しています。

そして最寄りの油日駅は個性的な駅舎として大人気なのです。
油日駅から油日神社まで徒歩30分らしい…。

そこで今回は油日駅から油日神社まで徒歩で行きました。
これから訪れようと考えている方もぜひ参考にしてみて下さい。

今回は油日駅油日神社の魅力と、徒歩で行くとどうなるか検証していきます。

JR草津線・油日駅の忍者仕様駅舎・アクセス

あらかじめ言っとくぞ~。
ぶっちゃけ、油日神社へは車かバスを使え~~!(笑)。
でもせっかくの機会やから徒歩で訪れた体験談を書いとくわ。

油日駅のアクセス

油日(あぶらひ)駅滋賀県甲賀市油日に所在します。
滋賀県最南端の駅で、これより南下すると三重県伊賀市に入ります。

JR草津線

油日駅へはJR草津線を利用します。
滋賀県のJR路線の中でもディープでローカルな路線として鉄道ファンの中でも人気です。
草津駅や京都駅から草津線に乗り入れされています。

筆者もその昔、京都方面から彦根・米原方面に向かおうとしたら、間違えて草津線に乗ってしまい、三重県まで行ったことがあるなぁ~~。

三重・奈良方面から

三重県、奈良県方面からですと関西本線で柘植(つげ)駅から草津線に乗り換え、一駅です。

草津線、最少の乗降客数

油日駅JR草津線の全11駅の中で最も乗降客数が少なく、1日平均約300人ほどです。

忍者ポーズ!?おもしろい油日駅の駅舎

もともとは普通の駅舎だった油日駅(あぶらひえき)の駅舎ですが、2002(平成14)年に地元の小学生の考案でデザインされたのが今の駅舎です。

忍者が口で巻き物を加えている姿がこの駅舎のモチーフです。

忍者たぬきがおるわ!

おぉ、駅のホームには忍者仕様の信楽焼があるではないか!!
そうなんです!甲賀市忍者と信楽焼が有名なんですね。

ボランティア駅員

油日駅は基本無人駅なのですが、地元のボランティアの方が交替で駅員をしておられます。
乗降客数この少ないですが、ユニークな駅舎などもあり話題になることも多いです。

この駅を訪れて、駅舎の写真を撮られる方、結構多かったですよ~。

レンタサイクルもあるわ!

待合室にはレンタサイクルもあります。

ってか、筆者もレンタサイクル使って油日神社行けば良かったわ…(笑)。何でわざわざ徒歩で行ったんやろ…と思ったのも後の祭りでした。

徒歩で向かおう油日神社

それではここから徒歩で油日神社に向かいます(バス・タクシーか自転車使えよ…笑)。
駅舎を左手に出て、線路に沿って歩きます。

すると左手に踏み切りがあるので渡ります

踏切を渡って民家を抜けると駅裏の通り(県道135号線)に出るので右に曲がって(南方向)しばらく歩きます。

油日神社 一の鳥居

歩いていると左手に見える大きな鳥居をくぐってそのまま民家の方を抜けます。
鳥居があるから、もうすぐ着くわ~。意外と近いやんけ~~などと思ったそこのアナタ!
甘いです。
戦いは今から始まるのです(笑)。ここから徒歩で30分近くかかります(笑)。

ひたすら歩く歩く歩く歩く

鳥居から民家を抜けて道なりに進みます。
途中で県道4号ってわりと大きな道路と交わりますが、シカトして自分の道を突き進みます(笑)。

忍者仕様の飛び出し坊や、見たことない飛び出し坊やなんかも出てきます(笑)。

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石灯籠と鳥居

何もない閑静な丘道を歩いていると石灯籠の連なりと民家が見えてきます。
それを左に入ると、民家の奥に油日神社の鳥居が見えました。
やっと着きましたね。

油日神社の詳細・駐車場

鳥居をくぐって表参道を進むと油日神社の楼門(ろうもん)が見えてきます。
ここから漂う神妙な空気、なんとも不思議な気分になります。

油日神社の概要

住所滋賀県甲賀市油日1042
電話0748-88-2106
拝観料なし
御朱印あり
御朱印帳あり
駐車場あり
トイレあり
公式HP油日神社公式HP

油日神社のアクセス・駐車場

お車

新名神高速・甲南I.C甲賀土山I.Cから約20分

駐車場

駐車場は無料です。
普通車10台停められるスペースがあります。
ちなみに写真右側の白い建物はトイレです。
とても綺麗でしたよ。

油日神社の見どころ・ロケ地巡礼

わかりやすい油日神社の歴史と成り立ち

油日神社の創建は実は不詳なのです。
しかし日本三代実録には877年に油日神の記述がある事から、平安時代にはあったとされています。

由来

祭神は油日大神(あぶらひのおおかみ)、その名のごとく火の神を祀った神社です。
近くの山の頂に油の火のような光を放った神が降臨したことから油日(あぶらひ)と名付けられました。

楼門を入ったところに有名メーカーの油の一斗缶が積まれていました。
さすが、油の神!!

甲賀総社

室町時代から戦国時代にかけて暗躍した甲賀忍者(こうかにんじゃ)は普段は農民として生活し、戦いになると約200ヶ所はあったという甲賀地域の城にこもって戦闘に参加しました。

そんな甲賀武士の信仰の場として、また話し合いや寄り合いの場がこの油日神社でした。
このことから油日神社甲賀総社(こうかそうしゃ)と呼ばれました。

ご利益

商売繁盛(とくに油業界)、出世開運の御利益(ごりやく)があります。

めずらしい建築様式

出典・油日神社公式HPより

油日神社の特徴として挙げられるが、楼門(ろうもん)、拝殿本殿が一直線に並んで、それを回廊が囲んでいます。(コの字型ですけど)

そのどれも檜皮葺(ひわだぶき)で覆われているので近代的さは皆無、自然にまとまっています。

それがより神秘的で緊張した雰囲気を醸し出しています。

楼門

楼門からして立派です。
室町時代の建物がそのまま残っています。
門をくぐって下から覗いてみると、きめ細やかさが分かります。

拝殿

拝殿(はいでん)は桃山時代の建立です。
四面を囲う格子戸が印象的です。

2010年・映画『大奥』でこの拝殿からのシーンが撮影されましたね。
二宮和也さん堀北真希さんですね。

大河ドラマ『平清盛』でもロケ地として使われています。
清盛の妻・明子役の加藤あいさんのシーンですね。

本殿

拝殿のすぐ真後ろにあるのが本殿です。
室町時代に建てられています。

本殿のすぐ左にあるのが、樹齢770年ともいわれる高野槙(コウヤマキ)です。
ひときわ目立ちます。
高野槙(コウヤマキ)滋賀県の指定自然記念物です。
和歌山県の高野山で多く見られることから名付けられました。

その手前には古井戸もありましたよ~。

回廊

一直線に連なった楼門・拝殿・本殿を東西に囲う回廊です。
こちらも室町時代の建物で重要文化財です。

ちなみにこの回廊、左右対称かと思いきや少し違うんですよ。
一方には馬をつないでおけるスペースがあるのです。
ぜひ現地で探してみて下さいね。

連続テレビ小説・わろてんか

2017年のNHKの連続テレビ小説、わろてんかのロケ地にもなりましたね。
葵わかなさん松坂桃李さんですね。

西の鳥居からのアングル

ドラマを見ていた方ならこちらの西側からのアングルの方が印象的じゃないでしょうか。
ドラマ中の縁日のシーンは賑やかでしたが、実際はこのように寂しい感じです(笑)。

西側の参道

この道路もおなじみですね。
ドラマの主役、てん藤吉が走ったあの道です。

左の脇道から奥の建屋に逃げ込むのですが、実際の場所には何もなかったです。
ってか、その先からは進めなくなっていました。(笑)

ドラマのロケ地巡礼でみんなこの脇道の奥に行こうとするのかな…?(笑)

まとめ 油日神社と油日駅のみどころ

油日駅から徒歩で油日神社を訪ねてきました。

・油日駅の駅舎は行く価値あり

・でも油日神社へは車かレンタサイクルで行こう

・油日神社の荘厳さは別格

・ドラマや映画を見てから行くとなお良し!

最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。

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