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西国三十三所巡礼第31番・長命寺(ちょうめいじ)と長命庵

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近江八幡市の湖岸にある長命寺(ちょうめいじ)は西国三十三所のひとつに入る由緒ある寺院で、その名の通り健康長寿の御利益があります。
標高333mの長命寺山の250m付近にお寺があり、びわ湖を見渡せるスポットとしても大人気です。
開基は聖徳太子で、808段の石段も有名です。

今回はその長命寺の分かりやすい解説と見どころ、そして駐車場とアクセスの詳細。

そして麓(ふもと)の売店レストラン、長命庵(ちょうめいあん)を紹介します。

長命寺の詳細とアクセス・駐車場

長命寺の駐車場

長命寺には無料駐車場が2つあります。
長命寺麓(ふもと)の駐車場と8合目の山上駐車場です。

麓(ふもと)の駐車場

県道25号線沿いにある無料駐車場です。
休日は結構混雑してバスなども停まってます。
この駐車場に停めると、長命寺参拝までに808段の石段を上らなくてはなりません。
体力に自信のある方におススメします。

山上駐車場

麓から車で林道を上って8合目に駐車場があります。
約30台停められます。
この林道が狭くて、対向車が来ると待避しなければいけません。
しかし、長命寺参拝は石段150段程度で済むので身体的には楽になります(笑)。

長命寺のアクセス

お車

名神高速・竜王I.Cより約40分。

名神高速・八日市I.Cより約40分。

公共機関

JR近江八幡駅より近江バス(長命寺線)、長命寺行き。
約25分

詳細ページ

長命寺の概要

住所近江八幡市長命寺町157番地
電話0748-33-0031
参拝時間8時~17時
駐車場あり(無料)

 

わかりやすい長命寺の歴史と西国三十三所

長命寺は標高333mの長命寺山の標高250mに位置しています。

長命寺の歴史は大きく二つに分けられます。
ざっくりと解説していきます。

長命寺の歴史① 武内宿禰(たけのうちの すくね)編

まず西暦300年代の大昔、武内宿禰(たけのうちの すくね)がこの山を登って、山の木に長寿を祈願する文字を彫ったところ、なんと300年間も生きました
これが長命寺の始まりなのです。

武内宿禰(たけのうちの すくね)

蘇我氏などの豪族の祖となった人物にして、300年生きてなんと5代の天皇に仕えた伝説的人物。

 

長命寺の歴史② 聖徳太子編

その300年後の619年、聖徳太子がこの地を訪れて、かつて武内宿禰が彫った文字を見つけて、その木で仏像を彫って開基して長命寺と名付けました。

その聖徳太子が彫った仏像こそ十一面観音で、今は長命寺本堂に安置されています。
その後長命寺は一度焼失しますが、室町時代に再建されています。

開基(かいき)

仏寺などを創立する事。また創立にともない経済的に支持する事。

西国三十三所 第31番 長命寺

長命寺は西国三十三所の31番目の寺院になります。

 

詳細ページ

西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)

近畿一円と岐阜地方に33か所点在する観音菩薩を祀る寺院のこと。

三十三か所をめぐる西国三十三所巡りは人気があります。

その前の第30番は竹生島宝厳寺(ほうごんじ)になります。

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長命寺の見どころ

長命寺名物808段の石段

長命寺の名物といえば808段の石段です。

ダッシュはするな(笑)

石段は整っており、上りやすいです。たまに石段ダッシュする方おられるみたいなのですが、基本参拝客用なので石段トレーニングなどは控えましょう

結界

途中、結界があります。
これより先は神聖な場所なのでしょうね。

冠木門(かぶきもん)

ここまで来たら到着したも同然です。
さ、もう少し石段をのぼりましょ!(笑)

表札に書かれている姨綺耶山(いきやさん)とはこの長命寺の山号です。

重要文化財の本堂と三重塔

石段を制覇すると本尊(ほんぞん)が見えてきます。
特に本堂、三重塔、護摩堂、鐘楼は重要文化財に指定されています。

本堂(重要文化財)

こちらが本堂になります。
御朱印(ごしゅいん)はこちらの納経所(のうきょうしょ)で頂けますよ~。

三仏堂

本堂となりの赤い建物は三仏堂です。
平安時代に近江守護・佐々木定綱(ささき さだつな)が建立したとされています。

釈迦、薬師・阿弥陀が祀ってあります。

護法権現社

三仏堂のとなりにあります。
長命寺を開いた武内宿禰(たけのうちの すくね)が祀られています。

三重塔(重要文化財)

三重塔は一度焼失しましたが、その1597年に再建されています。
関ヶ原合戦の三年ほど前になりますね。

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この三重塔が一番目立ちます。

護摩堂(ごまどう)

三重塔のとなりにあるのが護摩堂です。

天下泰平、長寿開運などを護摩祈祷(ごまきとう)する道場で1606年に再建されました。

鐘楼(重要文化財)

上の写真の右側が重要文化財の鐘楼(しょうろう)になります。
またこの鐘楼から見下ろすと、長命寺本尊の屋根が連なってみえます。
撮影スポットですよ~。

絶景が見れる!太郎坊大権現社

鐘楼まで見て、帰る方も多いと聞きますがあまりにも勿体なさすぎます。

鐘楼の先の石段を上れば絶景が見れるんです。
これまでさんざん石段を上ってきたと思うのですが、もう少し頑張りましょう。

太郎坊大権現社

太郎坊大権現社(たろうぼう だいごんげんしゃ)、太郎坊とは祭神の天狗のことです。
東近江市・八日市の太郎坊宮(たろうぼうぐう)は有名ですね。

びわ湖を見下ろせ

ここからの景色はぜひカメラに収めましょう!!

長命寺周辺・長命庵など

長命寺の周辺を紹介していきます。

長命庵

それでは長命寺の麓(ふもと)にある売店・長命庵(ちょうめいあん)を紹介します。
長命寺を上ると売店や自販機は一切ありません。
夏場は必ずドリンクを持っていきましょう。

長命そば

長命そばはここの名物です。
長命そばを持ったとび太くんが可愛いですね。

 

公式ページ

 

マエストロジェラート

ジェラートも人気があります。
こちらもオリジナルとび太くんがいましたよ~~。

びわ湖ブルー

こちらがマエストロジェラートのびわ湖ブルーです。
ミルク味でした。

びわ湖サイダーも買ったわ!

こちらはびわ湖サイダーです。
スッキリします。

休暇村近江八幡

長命寺から近い温泉旅館です。
西館と東館があり、どちらも人気があります。

休暇村・近江八幡西館の近江牛ビュッフェと東館との違い休暇村は国定公園などの景色と環境の優れた場所に滞在できるようにと設置された保養施設です。 一般財団法人休暇村協会が運営し全国に37か所...

 

まとめ 長命寺の見どころと駐車場

近江八幡市長命寺紹介しました。

・駐車場は麓と山上の二か所ある

・ドリンク類は下で買っておくべき

・紅葉シーズンはもちろんですが、6月のあじさいの季節も見どころ

・長命寺境内の奥の太郎坊大権現からの景色は最高

最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。

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