びわ湖大津プリンスホテルは滋賀県最大の高層ビルになります。半円筒の独特のデザインとも相まって滋賀県で圧倒的な存在感、滋賀県のシンボルタワーと言っても過言はないでしょう。
しかし親会社の西武ホールディングスがプリンスホテルやゴルフ場の売却を検討し、感染症の流行以降、このびわ湖大津プリンスホテルも臨時休業やホテル内の施設が休業になっていたりで、いろいろな憶測が飛び交っていました。
びわ湖大津プリンスホテルは一体どうなるのか!?
今回はホテルの宿泊レビューとあわせて見ていきましょう。
びわ湖大津プリンスホテル
びわ湖大津プリンスは1989年(平成元年)4月22日、琵琶湖畔の新リゾートホテルとしてオープンしました。当初の名称は「大津プリンスホテル」でしたが、2016年に現在の名称になりました。
全室レイクビューで大きな窓からびわ湖や鈴鹿・比叡山などの山並みを望めます。またどの部屋も広いのが特徴で最低でも36平米以上あります。
現在は西武ホールディングスの子会社、『株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド』が経営しています。
売却や閉館の話はどうなったのか!?
結論から言うと、売却の候補には挙がっていたものの最終的には候補から外れ、引き続きプリンスホテルズワールドワイド社が経営を行います。
2021年に売却検討
プリンスホテルの親会社の西武HD(ホールディングス)が保有しているプリンスホテルを海外のファンドに売却する…とのニュースが出たのは2021年(令和3年)の春くらいでした。
当初は全国30カ所のホテル売却との噂でしたが、実際売却されたのは15カ所のホテルと、あとはゴルフ場でした。
当初はびわ湖大津プリンスホテルも売却の候補に名を連ねていましたが、最終的には候補から外れました。
もし仮に売却されたとしても、ホテルの運営は西武グループが引き続き行うとのことだったので、売却→閉館の心配はないのでご安心ください。
閉館の噂
最近はホテルが臨時休業になったり、ホテルの施設が営業縮小していたりするので、『まさか、閉館か!?』との噂もあるようですが、こちらは感染症の影響ですね。
むしろ、お客様への安全のための業務形態変更になります。(2022.11月現在)
なので、閉館はありませんよ~~。
ではここからは宿泊感想レビューになります。
びわ湖大津プリンスホテルの概要
住所 | 大津市におの浜4-7-7 |
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アクセス | JR大津駅よりシャトルバスで10分。大津I.Cより10分 |
部屋数 | 529室 |
駐車場 | あり。500台収容可能 |
開業 | 1989年(平成元年) |
チェックイン | 14:00~24:00 |
チェックアウト | 11:00 |
大浴場 | なし |
クレジット決済 | OK |
公式HP | びわ湖大津プリンスホテル公式 |
アクセス
電車
電車の場合、少し距離があります。JR大津駅から徒歩30分~40分。最寄り駅の膳所(ぜぜ)駅からでも徒歩20分はかかります。しかしJR大津駅から無料シャトルバスがあるのでそれを利用しましょう。
シャトルバスの詳細は下記より。
お車
大津I.Cから約10分くらいです。駐車場もあります。500台収容可能ですがホテル利用者以外も使えるので満車の可能性もあるので注意しましょう。宿泊者は駐車料金一泊500円です。チェックインの際に駐車カードをフロントの人に渡しましょう。処理してくれます。
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びわ湖大津プリンスホテルの動画
びわ湖大津プリンスホテルのInstagram
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周辺施設とホテルの施設
なぎさ公園
ホテルの目の前には公園とびわ湖が広がっています。
今は無き西武百貨店
2020年8月に閉店した西武大津店(西武百貨店)は看板が外され寂しい状態でした。(2020年9月当時の様子)
その後、解体されて更地になり、これからマンションが建つそうです。
ウカルちゃんアリーナもあるわ!
プロバスケの滋賀レイクスのホームアリーナ、ウカルちゃんアリーナもホテルの裏側にあります。
しかし、2022年10月をもってホームアリーナの役目を終えてしまいました。
寂しいですね…。
ホテルに入るわ
それでは館内に入って行きましょう。
ロビー&フロント
正面玄関から入って、右手にフロントがあります。
まずはここでチェックインを済ませましょう。
チェックイン前に荷物を預けて、出かけたりもできます。
エレガントなエスカレーター&階段
このホテルのエスカレーターと階段には一見の価値があります!
とてもエレガントです。
同じ滋賀県内ホテルで映えるエスカレーターといえば、おごと温泉・雄山荘があります。
そして映える階段といえば、ホテル・ボストンプラザ草津ですよね~~。
1Fのコンビニ
1Fのロビーにコンビニがありました。コンビニ正面には滋賀県のお土産が多数揃えてあるので、帰りに買っていきましょう。
ちなみにコンビニは22:00を超えると閉まってしまうので注意です。筆者は寝る前に夜食も購入しようと思い向かったのですが閉店済み、仕方ないのでホテルを出て徒歩5分のコンビニまで行きました。
最上階にかたまるレストラン
レストランは最上階の37F~38Fにかたまってる印象でした。もちろん高層から見下ろす琵琶湖の景観を楽しみながら食事をしてほしいという最高のおもてなしです。
プールもあるわ!
3F・朝食バイキング
3Fまではエスカレーターで上がれます。
朝食会場は3Fになります。
プリンスホール
3Fにはプリンスホールがあります。大きな会議などに利用されます。実は筆者もここで重要な会議に出席…というのはウソで、朝食ビュッフェの場所がこのプリンスホールでした(笑)。
最上階の展望コーナー
部屋に行くわ!
- EIZAN(えいざん)フロア(33F~)
- スカイフロア(21~31F)
- レイクフロア(5F~20F)
スカイフロアのツインルーム
フロアごとに各スイートツイン、スイートダブル、ツイン、ダブルなど分かれています。どの部屋も全室レイクビュー(琵琶湖が一望できる)、36平米以上あります。筆者は今回、スカイフロア・ツインに宿泊。青いカーペットに惹かれました(笑)。
バスルーム
バスルームはトイレとバスが分かれているのも良かったです。またドアを閉めれば、寝室と水回り(バス・トイレ・洗面所)を仕切れるのも良かったですね。
しかし、やはりプリンスホテルの宿命というか、大浴場がないのが悔やまれました~。
その辺、アクセスも良く大浴場もある、同じ大津市のリゾートホテル・琵琶湖ホテルと比べるとマイナス点ですかねぇ~。
滋賀県に残存する最後のプリンス
びわ湖大津プリンスホテルは滋賀県に残存する唯一のプリンスホテルです。
かつて高島市にあった奥琵琶湖マキノプリンスホテルは現在、奥琵琶湖マキノグランドパークホテルになっています。
そして彦根市にあった彦根プリンスホテルもその後は彦根ビューホテルとなり、現在は完全閉館になりました。
びわ湖大津プリンスホテル、ずっと残ってほしいですね!!
まとめ
◎良かった点
・部屋から見える景色が最高。
・ロビーも綺麗で高級ホテルに来た実感があった。
・エレベーターが低階層用と高階層用に分かれており、ほとんど待たされなかった。
・トイレとバスルームが分かれており、便利だった。
×残念だった点
・コンビニが21:00で閉まっていた。
・シャトルバスがあるとはいえ、アクセス不便は否めない。
・駐車場、満車の場合があるので実際到着するまで不安。せめて宿泊者の分は事前に確保しておくべきなのでは…?
以上、びわ湖大津プリンスホテルのレビューになります。確かにアクセス的に京都観光してからココに泊まるには不便かもしれませんが、それでもこのホテルに泊まる値打ちはあります。京都のホテルにはない景観の良さと、ゆったり感を味わえると思います。
さすが滋賀のシンボルタワーの名にふさわしいホテルでした。京都に行く前にこのホテルに泊まる事をおすすめします。
ではまた。